
【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】
第6話 音楽を聴きたい
僕がこの30年くらいの間にやってきたことは「今ある状態をそのままハイポテンシャル化させる」です。
エフェクターといえばご存知なかたであれば「エレキギターなどの音を変えるもの」というのを連想するのが一般的な認識だと思います。
僕が作ってきたものは、それをパワーアップさせる機器たち、音で表現をする人たちへのお助けアイテムです。
音色をどうこうするというよりも、それをどこに向かって、どの部分を、どんなふうに、どの程度、どこまで、などの音場空間側をコントロールすることで、雰囲気や印象の届け方を演出するためのものです。
それは一般的な音響概念からは外れるような見せかた魅せかたが出来るため「タネもシカケもある魔法」として対比的に特殊音響という呼び方になっています。
僕はそれを皆さんにシンプルに素直に純粋に面白がって楽しんでもらいたいんですよね。
近年は環境や時代の影響もあり、便利なワイヤレスのイヤホンなどで音楽を聴くのが主流になっています。
若い人だと映画館やコンサートやライブフェスなどでしかスピーカーから鳴っている音をリアルに体験体感したことがないことも少なくないかもしれませんね。
それなりの年齢を得られた方だと昔はよく聴いてました、なんて人も多い気がします。
僕の個人的なケースのお話をさせてもらいますと、僕は音楽が好きで楽器演奏も嗜みます。
学生時代からバンド経験もあり、気付けばアラヒフです。
これからの人生をより善きものにして楽しんでいきたいと考えたときに思ったんです。
「やっぱりちゃんと音楽が聴きたいっ!」
つづく!