
【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】
第21話 スタートライン
さて、いよいよHatmanDPSオーディオ民生機モデルのリリースに向けての準備が始まっておりますので、そちらのお話を掘り下げますね。
今後は「こういうのあったらいいんじゃない?」というようなアイテムたちも作っていきたいなと考えてはいて、それらの研究開発も水面下では動いているのですが、まずはファーストラインナップから。
既にお話したように、カテゴリー的には「プリアンプ」です。
特殊音響のエフェクター屋さんですからね。
プリアンプには「音色を決める」「音質を整える」「基礎音量を確保する」といった役割があることはご説明しましたね。
それゆえに音色も雰囲気も響きの様子も全部ゴッチャにして音だと思っちゃう、なぜなら調節しようとすると全部ゴッチャに動いてしまうから、というお話もしました。
そして独立したプリアンプ専門機器がある場合と再生機に部分的に含まれる場合、パワーアンプの入口にその役割を持たせてある場合とがあることもご理解いただけてると思います。
途中から読まれているナンノコッチャなかたは、このシリーズの最初へ遡ってくださいね。
また部分的にではなく、機能として再生機とプリアンプが合体している製品、プリアンプとパワーアンプが合体している製品、プリアンプとパワーアンプとスピーカーまで合体してる製品、などなどいろいろ市販されています。
そんな中で、オーディオを楽しむための新たなジャンルとして、再生機とプリアンプの間に挟む「音場調律マシン」がHatmanDPSになります。
オーディオを楽しまれる方々の環境は様々ですから、個性的なシステムの方や王道な方、もちろん今から始められる方々など、出来るだけ多くの皆さんの日常にマッチ、いやフィットするようなものをご提案したいなと考えております。
それゆえ用途環境別にいくつかのクラスを設けることにしました。
システム対応のための仕様やそれに向けた部品の選定などもあり回路の規模がずいぶん変わりますのでクラス分けにはなっておりますが、上だから下だからではなくどのクラスも全力入魂で作りますから最高にいい感じのものになります。
まずはお手軽ではありながらHatmanDPSの再生空間をしっかり感じていただけるエントリーモデルから、少しこだわりを持って興味の赴くままにシステム思索を楽しむミドルクラスたち、そしてHatmanDPSの特殊音響技術をとことん味わい尽くすハイエンド、フラッグシップまで、いろいろ考えております。
新しい再生表現の手段をご提案していきますので、ワクワクしながらお待ちくださいね。
つづく!