
【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】
第11話 世界観をつなぐ
この辺できっと部分的に誤解される方も出てくるかもしれませんので、念のためのお断りとご注意をお願いしたいお話を挟みますね。
僕は長年音楽業界と楽器業界に居ました、エンターテインメント大好き人間です。
演出サイドの仕事に多く携わってきましたが、舞台表現や演奏者さんプロデューサーさん、レコーディングやマスタリングやコンサートのエンジニアさんの意図や理想を形にするお手伝いをする位置に居ます。
ですから、これからオーディオ再生環境をいい感じに鳴るようにお手伝いするアイテムたちを製作リリースしていこうとはしていますが、「録音されたものに関わった人たちを冒涜する再生をするつもりは一切ない」んですよ。
総ての録音物は何を使って再生するかによって音色も響きかたも全く異質な別物の表現に化けてしまいやすいものです。
無限にあるその組み合わせの中でもコレだというピンポイント的な選択でのみ、リリース側の本来の出したかった音になる、は存在しうるかもしれませんが、どの時代の誰のどんな音源にも対応できる機器はおそらく不可能です。
そんな中でもどうにか聴く人たちがゆっくり楽しめるように環境に沿う音の響かせかたにできたらな、を目標目的としています。
なのでどちらかと言うとむしろその両者の間を取り持ちたいとか、そんな気持ちが強いのです。
作品や世界観を崩壊させるだとか、そういう意図や目的は一切ありません。
またオーディオの楽しみかたも人それぞれでよいとも考えています。
このやりかたが一番優れている、とかではなく、合う合わないの好みや機器の相性も含めて楽しみかたは自由でよいと思うのです。
表現者側の皆さんも、楽しむ側の皆さんも、どうか諦めないでほしいのです。
Hatmanは新しい音の再生方法の手段を提案するブランドです。
皆さんの人生に彩りを、想い出に花を添えるアイテムを作りたいのです。
シンプルにご興味を持っていただいた方々に面白がっていただければ幸いです。
つづく!