
【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】
第10話 空間演出の特徴
僕が作ろうとしているものは再生空間がいい感じになるよう演出するエフェクターですが、ギターや音楽制作で登場するいわゆる空間系エフェクターとは違います。
空間系エフェクターとは、反響音をシミュレートしたリバーブや、山彦効果をシミュレートしたディレイなど、元の音声信号に付加する効果のものが一般的です。
HatmanDPS(覚えてね笑)の空間演出は大きくふたつの特徴があります。
音源の中に閉じ込められている空気の情報を解放して、気配や気迫、存在や実体を感じやすくさせることがひとつ。
もうひとつは再生環境に沿うように、音場空間を心地好く素敵に響かせるためのバランスを取ることです。
それが出来るとどうなるかというと、、
小さく狭く鳴らすと箱庭を覗き込んだような、リアルなジオラマに頭を突っ込んだような印象に。
あるいはもう少し広く鳴るようにすると録音されたその場に自分が居合わせたような巻き込まれ感になります。
…なんかちょっとワクワクしません?(笑)
でもそんな再生展開サイズなんてどうやって調節するの?ってなりますよね。
僕の答えはこうです。
「Sizeっていうツマミつけたらええねん。」
つづく!