【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】


第35話 取り除く違和感


聴感フラットを基準として、感じる内容のテーマに合わせて指数表記してみたら皆さんで感覚の共有が出来るかもしれない。
そう考えて、いろんなベクトルを書き出してみることにしたんですよ。
例えば心地好いかどうかをテーマにしたとき、もう少し細かく要素に分けてみると、、
・「耳に優しい or 優しくない」
・「よく眠れる or 眠れない」
・「落ち着く or 落ち着かない」
とか、もっと単純に
・「楽しい or 楽しくない」
・「疲れる or 疲れない」
・「ノれる or ノれない」
とかね。
それの真ん中が聴感フラットです。
ところがね、梅雨や夏場に出てくる「不快指数」ってあるじゃないですか。
あれは気象庁さんが気温湿度を元に計算したものをパーセントとして発表されているものですが、実は気象庁さん自身も「発表した不快指数と個人体感は必ずしも一致はしません」と述べちゃってます。
…いやダメぢゃん(笑)
「人によって感じかたは異なりますので、あくまで目安とお考えください」が通るならば、音に対する人の感じかたは「人それぞれの能力と感受性と解釈によります」になっちゃいますよ、ねぇ。
人どうしである程度の共感は出来ても、神経レベルの記憶と経験に基づいた想い出感覚を100パーセント共有することなんて不可能だというわけですね。
だから世の中ってめちゃくちゃ曖昧な、絶妙なバランスで成り立ってるのだと思います。
ただね、感情や感覚などは平穏をニュートラルとして、音を聴いたときにそれらがどう揺さぶられるか、なんですよね。
心に響く、日常生活に支障がでる、行動に反映される、緊張感が走る、ダメになるほど解放される、みたいな。
つまりすべての違和感はフラットからのブレなんですね。
その中でそういった聴き手の違和感を無くすと自然体になり、落ち着いた響きになります。
HatmanDPSはそこをまず実現させようとして生まれた技術なのです。

つづく!


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