【 HatmanDPSオーディオ民生機器モデル製作へ向けて】


第34話 人の感性は様々


少々ややこしいお話になっているかもしれませんので、おさらいしましょう。
・音の信号を解析したときの「特性フラット」は、同じものを聴いて全く気にならない人もいれば細かく気にする人までいる。
・再生空間の音響状態を測定したときの「環境フラット」は、それがむずがゆい人もいれば凸凹で気が散る人までいる。
これらは紛れもない事実です。
つまりおそらく世の中のすべての「音」が人によっては引っ掛かりのある音で、人によっては興味すら無い音なのでしょうね。
HatmanDPSでやっている音空間調律の基本は「人がどう感じるか」「どういう印象を持つか」が主体です。
HatmanDPSではスピーカーから飛び出した音が空間に響き、聴く人がその反射反響を感じ取ったときに「それに影響されて感情が揺さぶられない平穏な状態」を「聴感のフラット」だと定義しています。
それをスピーカーから音が飛び出す以前の電気信号の段階で、「どの向きに」「どんな範囲で」「どんな様子で」「どの程度の濃さで」などの響かせ方の指示をあらかじめ細かく調節設定するのがHatmanDPSの特殊音響技術です。
そうすることで特性フラットとか環境フラットとかではない、最終的に聴く人がどういう受け取りかたをするかの基準のフラットを作り出します。
それが「聴感のフラット」です。
ただ、その平穏な状態は皆さん同じですが、状況に応じた感じかたに関しては強弱大小の個人差がありますので、具体的に単位のついたプラスマイナス数値では表しにくいんですね。
ですから指数表現だともしかしたらなんとなくの度合いや程度の感じが皆さんで共有できるかもしれないな、と考えています。
洗濯指数や桜の何分咲き、カレー○辛みたいなアレです。
すると聴感のフラットを基準にして心地好いかどうかや、意識が向くかどうか、没入するかどうか、不安が拭い去られるかどうか、みたいな要素でそれぞれを段階的な数字で示すことが出来そうだなと考えたのです。
つづく!


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