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【 歪みサウンド 】

今日はしっかりとした歪みサウンドを作るときの基本的な考え方のお話。

多くの人が最終的にスピーカーから出てきたドライブ音のすべてをひとつの歪みサウンドとして捉えています。
それは良いアンプとされているアンプの歪みがそういう感じだからなんですが、ゆえに1台のエフェクターでそういう音が出ると考えあるいは望みがちです。
その結果、手に入れたエフェクターが好みの歪みにならないと次々に取っ替え引っ替え模索する迷路に陥りやすくなります。

ここでひとつハッキリさせておくべき事柄があります。
「良い音」とはなんでしょう?ということです。
漠然と使いすぎているこの言葉、改めて考えてみてください。
聴き手にとっての「良い音」と、弾き手にとっての「良い音」は違います。
違うということがわかった上で両方をバランスよく高めていく必要があります。

聴き手にとっての良い音は、聴いていて心地がいい興奮するなどの部分ですよね。
弾き手にとっての良い音は、これから演奏する楽曲の音色として使うに相応しいかどうか、「都合が良い音」かどうかなんですね。
ですからあのバンドでは都合が良い音として「良い音」だったとしても、それは必ずしもこちらのバンドでは都合が良い音とは限らないわけで、全く同じ音がこちらにとっては「良い音」ではないかもしれないということです。

また冒頭で「良いとされているアンプ」という表現をしました。
これは楽器やエフェクターにも言えることですが、聴き手にとっての良い音、弾き手にとっての良い音、あとひとつ「良い実績を残したことのある音」というのが加わります。
有名なミュージシャン、憧れのアーティストが名盤や名演を残しているときに使用されていた楽器や機材が「それが良いのだ」という認識で定着したことで確立された「良い音」です。

そういったことを踏まえた上で、どなたでも必ずできる、本気のカッコいい歪みサウンドをエフェクターで作るときの考え方をお話しします。

それは『軸になる歪み音の歪み方』『歪み音のキャラ特性』『歪んだときの迫力設定』の3要素に分けて考えることです。

『軸になる歪み音の歪み方』は、グシャ、ギャー、ブビー、など、原音に対する崩れ方です。
ここはまず演奏する楽曲の音色の質として都合が良いかどうか、ハマる歪み方かどうか、の部分です。
(画像はベースの歪み【BottomLine】を例にとって描いていますがギターでも同じ考え方です)
音の出方や特性はひとまず無視して、歪み方の形だけを聴くようにします。
それで弾き手のタッチに対するレスポンスなどをドライブの深さを加減して決めるとよいでしょう。

『歪み音のキャラ特性』は鼻詰まった感じやドンシャリなどの癖の部分です。
いわゆるトーン補整やイコライザがこれに当たります。
歪みエフェクターに搭載されている場合が多いですが、もとは別のエフェクト回路なので言わば合体してシンプルなマルチエフェクターのようになっていると考えましょう。
画像ではイコライザの【PumpUp】で描いています。
このように、お使いの歪みエフェクターにトーンなどがついている場合でも、音質補整専用機であるイコライザを後ろにつなぐ(ここ大事!)ことで、歪みの癖の部分をしっかり作り込めるようになります。
足りない部分は強調、出過ぎる部分は引っ込める、などを注意深く聴きながら決めていきます。
これにより、歪みの表情が大きく変わります。
聴き手にとっての心地よい音は、この辺りで作り込むとよいでしょう。

『歪んだときの迫力設定』は音圧や輪郭や密度などのいわゆる雰囲気を含めた迫力の部分です。
このセクションではコンプレッサーを使うなどが有効ですが、これに関しては【MagicalForce】が圧倒的に有利です。
そういうことをするために生まれてきたエフェクターですからね。
迫力設定はとにかく出れば良いというものではありません。
バンドでの立ち位置、アンサンブルでのバランス、などをよく考えて決めましょう。

まとめますと、このような手順で、まず好みの歪み方をするタイプのドライブペダルを選び、次に細かいトーン設定が出来るイコライザ系のペダルをつないで音質を補整してキャラ作りをし、迫力がコントロールできるダイナミクス系のペダルにつなげば、理想の歪みサウンドに足元で追い込むことが出来るようになります。

こうして出来たサウンドをスイッチャーなどを使って一気にオンオフすれば、思い通りの迫力のサウンドをどんどん切り替えていけるようになります。
画像はベース用の歪みの図として描いていますので、例えば【DynaForce】のスイッチャータイプのPreFXの部分でセンド&リターンで挟めば、PreFXスイッチがドライブチャンネルとして機能するようになる、というわけです。

ギターでも同じです。
ぜひお手持ちの機材でトライしてみてください。

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